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ショウジョウバカマ     

シュロソウ科  ショウジョウバカマ属
 
ショウジョウとは「猩々」という中国の伝説の怪物のことで、顔が赤いのが特徴です。その猩々を能で踊る際の袴に葉が似ているそうです。

この花も、赤いものが普通ですが、この写真のような薄い褐色のような色まであり、変化に富んでいます。

山地の谷間のやや湿ったところに生えます。開けた登山道などで見ることが多いのですが,瀬戸町では、彦山の山中でのみ発見しています。数株しか見あたらず、貴重ですから、採取しないで欲しいです。

根生葉はロゼット状につき、長さ5〜20cm。花茎は高さ10〜30cm。

花期は4〜5月。

写真はいずれも、2010/05/04彦山