シ ョ ウ ブ
水辺に群生する多年草。 瀬戸町では、川や溜め池の中に生えています。 「菖蒲」という字をあて、昔から端午(たんご)の節句には、本種の葉を風呂につけて菖蒲湯にしたり、屋根にさしたりしていました。 全体に芳香があり、根茎は健胃剤として利用されたりします。 同じ川の中にキショウブという黄色い花を咲かせるアヤメ科の植物があって姿がよく似ていますが、花を見るとすぐに違いがわかります。本種の花は肉穂花序(にくすいかじょ)といって、花びらの無い小さな花の集合体です。また、本種の茎は断面を見ると、水に浮きやすいようにスポンジ状になっています。ハナショウブもアヤメ科です。 花期5〜7月 写真は左2008/05/04高浦 右2009/05/19志田原 |