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ウラシマソウ                
サトイモ科   テンナンショウ属
花序の付属体(むちのような部分)が仏炎苞(ぶつえんほう)から長く伸びる様子を,浦島太郎が釣り糸を垂らしている姿に見立てたと言われます。この付属体は紫黒色で,長さは60cmにもなることがあるそうです。

仏炎を切り開いて中を見ると,付属体の基部(白い部分の上部)にしわがありません。よく似たナンゴクウラシマソウでは,ここに小じわがたくさんあります。
さらに下を見るとつぶつぶの雄花が見えます。本種は雌雄異株なので,これは雄株ということになります。

葉はふつう1枚根生し,11〜17枚に裂ける鳥足状複葉という形になります。葉柄の高さは40〜50cmほどです。

花期3〜5月

写真は上左右2020/04/11,
下2020/04/08いずれも彦山中腹