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タカハシテンナンショウ                
サトイモ科   テンナンショウ属

タケノコのような筒の中から,まず花の部分が出てきて,その後葉が開きます。

高さは15〜50cm。葉は2枚で,それぞれ5〜7の小葉に分かれます(写真中)。
中心の偽茎部とよばれる部分に見られる葉柄基部の開口部が,襟状に明らかに開出する(写真下)ことも本種の特徴です。

写真の個体は花を包む仏炎苞と呼ばれる部分が緑色をしており,「モエギタカハシテンナンショウ」と呼ばれるタイプだと思います。基準種はここが淡紫色〜紫色を帯びます。

「タカハシ」の名は岡山県の高梁市で見つかったことにちなみます。

分布域は岡山県と広島県東部に限られており,広島県では準絶滅危惧種に指定されています。沼隈半島のグリーンラインの展望台のあたりまで生えていることを確認しています。

花期4月

写真はいずれも
2025/04/07いずれも一番組