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アゼナルコ    

カヤツリグサ科   スゲ属
  川岸や田のあぜなどに生える高さ40〜80cmの多年草。

今回は志田原の放棄水田に多数群生しているのを見つけました。

垂れ下がった小穂を鳥を追う鳴子に見立てたようです。

茎の断面は3角形で上部はざらついています。葉はややかたく,幅0.4〜1cmの線形。

小穂は5〜6月頃,4〜6個つき,円柱形。最上部の小穂だけ上に雌花下に雄花がつく両性花で,他の小穂はすべて雌花だけです。

雌花の鱗片の先にはざらざらした長い芒があり,果胞は長さ2.5〜3mmの扁平な広卵形です。

写真はいずれも2020/06/21志田原