中国が原産と考えられている多年草。
多年「草」といっても高さは４ｍに達し，葉は２～３ｍもあります。バナナでは？と思われる人も多いと思いますが，食用となるほどの大きな実はつけません。日本では江戸時代から観賞用として植えられてきました。俳人の松尾芭蕉の名はこれからとられたようです。中国では漢方薬の原材料として利用され，琉球諸島では，葉鞘の繊維を使って芭蕉布が作られています。
瀬戸町内では枠田の谷あいの藪の中に数株がありますが，誰かが植えたものが残っているのか，種が運ばれてきて自然に生えたのかは分かりません。温暖化が進んでいく昨今，生育に適した環境となり株が増えていくかもしれません。
写真は2024/08/06枠田