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キクザキリュウキンカ                                    

キンポウゲ科 ラナンキュラス属
ヨーロッパ原産の多年生草本。 在来のリュウキンカと感じは似ていますが,リュウキンカが花弁を持たず,花弁状の萼片を5〜6枚持つのに対して,本種は花弁が8〜10枚の花弁とは別に萼片も持っており,明らかに違います。花の大きさもリュウキンカが直径約2cmほどなのに対して,本種では直径約4cmに達します。
葉の形はどちらも心形で光沢があり,花の無い時期は区別しにくいですが,本種はダリアの球根のような地下部をもっているので,掘り上げれば区別は容易なようです。
リュウキンカは浅い水辺に生えますが,本種も湿気を好むようで,河川敷のヨシ原などに広がっているそうです。瀬戸町では猪之子の放棄水田で初めて確認しました。
花期は2〜3月と非常に早く,4月下旬には地上部は完全に枯れてしまうそうです。
写真2020/03/02猪之子