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ヌマダイコン   

キク科  ヌマダイコン属

 湿地や水辺に生える高さ0.3〜1mの多年草。

葉は長い柄があって対生し、葉身は長さ4〜20cm、幅3〜12cmの卵形または卵状長楕円形で縁には粗い鋸歯があります。

葉の質がダイコンの葉ににていることから名付けられたとのことですが、どこが似ているのかわかりません。おそらくこの個体は栄養状態があまりよくなく、葉が大きく育たなかったのでしょう。

茎の上部はよく枝分かれして枝先に5〜8mmの頭花をつけます。 白い花びらのように見えるのは、一つ一つの花(筒状花)の花柱(めしべと思えばよい)が2つに分かれたもので、本当の花びらはありません。

果実はそう果で、先端に粘り気のある冠毛があり、動物などにくっついて運ばれます。

近年ヌマダイコンは湿地に多いヌマダイコンと比較的乾いた所に生えるオカダイコンとに分けられたそうです。見分けるポイントは果実の形態だそうです。ヌマダイコンではその表面に写真のように小さいツブツブが見られるのに対して、オカダイコンではこれがなく滑らかなんだそうです。

花期5〜8月

関東以西の本州・四国・九州・沖縄に分布しています。









写真はいずれも2021/10/29志田原