南アメリカ原産の多年草草本。全国的には1970年代前半より「ウラジロチチコグサ」として知られるようになったそうです(葉の裏に毛が生えて白く見えるため)。それが近年の研究から,異なる2種が混在していることが判明し,ミナミウラジロチチコグサとキタウラジロチチコグサと新たに和名が付けられました。 今回,小立ふれあい公園で確認したものは葉の表面が無毛であること,および果実(痩果)の色が淡黄褐色であることから,ミナミウラジロチチコグサであろうと思われます。キタウラジロチチコグサでは葉の表面にクモ毛が薄く生え,痩果は紫色だそうです(総苞片の形も違うようですが今回は確認していません)。 夏に茎を伸ばし,その上部に花をつけます。この仲間では最も遅くまで花をつけているそうです。 頭状花は直径4mmほどで,数個が集まってつきます。白い冠毛は約13本あり,痩果から容易に外れます。 写真は上2023/07/10 その他2023/07/15 いずれも小立 |
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