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ツメレンゲ   

ベンケイソウ科  キリンソウ属
   
暖地の岩上や屋根の上などに生える多年草。葉は多肉質でロゼット状につき、長さ3〜6cm、幅0.5〜1.5cm。先端は針状に尖る。

福山市鞆町の仙酔島が基準産地であり、1826年オランダ人H.Buergerが、有名な医師シーボルトとともに訪れ、採取した標本に基づいてロシアのマキシモビッチが新種として発表したそうです。

現在では、環境省と広島県のレッドデータブックに載せられるほどの希少種です。瀬戸町内でも1カ所でしか確認しておらず、民家のすぐ脇に生えていたので、自生かどうかはわかりません。ここにしかありませんので、採取は謹んでください。

似た種にイワレンゲがありますが、こちらは瀬戸町では確認していません。イワレンゲは葉が平べったく、花弁の先が尖りません。また、葯の色が、ツメレンゲは赤いのに、イワレンゲは黄色い。

花期9〜11月













写真は上2008/10/12,中2008/10/18,
    下2008/8/24