ヤガタアリグモ
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体長雌5〜6mm,雄4〜5mm。 上のヤガタアリグモの雌とそっくりですが,なんとなく違います。上に書いたように横幅が少し広くずんぐりした感じです。また,腹部の白い帯がはっきりしています。さらに頭部につやがありません。このような違いから別種であろうと判断し,タイリクアリグモの雌だろうと判断しました。ただ,頭部と胸部の明確な白線というのはこの個体にもあって,その点はヤガタアリグモの特徴になるので困ってしまいます。いずれ雄も見つけて確認したいと思います。 こちらの分布域は日本全国で,草地や砂浜,河川敷などの地表や草本の上に見られるそうですが,今回は上のヤガタアリグモの雄を見つけた畑の土の上を徘徊していました。 写真はいずれも2021/04/16高浦, |
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体長雌5〜6mm,雄4〜5mm。 雌(写真上)は昆虫のアリにそっくりです。「何か違う!」と思ってよく見ると足の数が8本,「クモだ!」と感激しました。 よく似た種にタイリクアリグモという種がいるようですが,本種より横幅が広くずんぐりした感じです。また,本種には頭部と胸部の間に明瞭な白線があることで区別できるようです。 雄(写真下)は上顎が大きく,アリそっくりとはいきません。 ところで,アリに体を似せる(擬態といいます)ことで餌になるアリが近づいてくるのか,それともクモを餌にしている動物(鳥など?)がアリの毒をいやがって食べるのをやめることを期待しているのか私にはわかりません。 図鑑には,本州以南の人家の周辺や草地,河川敷などの草や木の上に見られるとありますが,写真上は我が家の外壁で,下は隣家の畑の作物上で確認したものです。意外に普通にいます。 写真は上・中2019/04/21, 下2018/10/26いずれも高浦 |
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体長雌4.7〜9mm,雄4〜6mm。 写真は雌だと思いますが,タイリクアリグモの雌とよく似ています。ただ,こちらは腹部がやや細めです。名前の「ヤサ」はここから来ているのではないかと思います。また,腹部に白い帯がなく,全体につやがあります。 分布域は本州・四国・九州および南西諸島です。今回は我が家の庭の草の葉の上にいたのを見つけました。雄もいるはずなので,探したいと思います。 写真はいずれも2022/04/22高浦, |
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ヤサアリグモ
タイリクアリグモ