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コクサグモ                               

タナグモ科
 体長雌雄とも6〜12mm。

背甲は灰褐色〜淡赤褐色で両側に縦のすじがあります。腹部は黄褐色〜淡紫褐色で,一対の暗い縦すじと5〜6対の棒状白斑がありますが,縦すじは不明瞭なことが多いようです。下段左の写真は幼体で,全体が赤褐色をしています。成体では,腹部末端が赤くなる(中段)のがよく似たクサグモ(下)との識別点だそうです。

平地から低山地に最も普通に見られるクモの一つで,市街地の公園や空き地にも生息しています。下段右の写真は西グラウンドの生け垣に作られた巣ですが,このような棚網が生け垣全体にたくさん作られていました。

北海道・本州・四国・九州に分布しています。

写真は上・中2020/08/09一番組
    下2020/04/25西グラウンド
タナグモ科

ク サ グ モ                       


体長雌雄とも12〜18mm。
外観はコクサグモとよく似ていますが,成体になると,本種の方が明らかに大きいです。また背甲の模様をよく見ると,背甲の一対の黒い筋の幅が本種の方がやや狭く,明るい部分が広くなっています。確実に違うのは,本種の腹部末端はコクサグモのようには赤くならないということです。

灌木や,林円の草本,人家の垣根や植え込みなど比較適高い位置に棚網を作ります。

北海道・本州・四国・九州に分布しています。














写真はいずれも2020/08/17奥江