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アシダカグモ  
                         

コアシダカグモ  
                         

アシダカグモ科
 体長雌20〜30mm,雄10〜25mm。脚を広げると最大10cmほどになる大きなクモです。この個体はまだ幼体だったのでしょうか,脚の幅は4cmほどでした。
体は灰褐色で雌の額には白線があり,雄の背甲の後方に。中央で接近する1対の楕円形〜木の葉型の黒斑があります。
本州中部以南,四国,九州,南西諸島に分布していますが,本来東南アジア原産のようです。そのため日本では主に屋内に生息しています。
私が子どもの頃,天井にいた本種が,ゴキブリを捕まえているところをよく見かけました。雌はおなかに大きな白い卵嚢を抱えていることがあるためか「ヌクドコブ(盗人クモ」と呼ばれていました。今回福山の自宅で初めて確認しました。温暖化の影響でしょうか?

写真は2022/10/22高浦
アシダカグモ科
 
体長雌18〜25mm,雄15〜20mm。
体は淡赤褐色〜黒褐色。
上記のアシダカグモによく似ていますが,本種はそれよりは少し小さく,上面に斑模様があることで区別できます。また,本種は屋内には入り込まないようです。

本州,四国,九州の比較的自然の保たれた林に生息し,渓流の岩の間や洞窟の入り口付近などでも見つかるそうです。今回は山際においてあった大きな黒い土嚢の隙間に潜んでいるところを見つけました。

写真はいずれも2019/05/30一番組