トップページへ   その他無脊椎動物

ヘンイセイミミズ 
                 

フトミミズ科
  庭や畑などの深さ数cm〜10cmの浅い層に生息する種です。畑を耕すとよく出てきます。

体長90〜250mmと比較的大きい種です。全体が大体同じ太さで細長く,緑褐色の体色が特徴です。

ミミズの体は多数の体節からできていますが,前から第14〜16体節目にできるのが環帯と呼ばれる太い帯です。これがあるものが成体です。

ミミズは雌雄同体で相手に精子を送ると同時に相手から精子を受け取って受精することもできます。環帯部分には通常雌性孔と呼ばれる卵巣に直結する孔があります。そしてそのすぐ後ろ(第18体節)に雄性孔があり,交接時にはペニスになって相手に精子を送り込みます。それを受け取るのは第4〜9体節にある受精嚢孔という部分です。これらの数などによって同定できる種もあります。

写真はいずれも2020/03/02高浦