黒い紐のようなものがハリガネムシです。針金ほど硬くはなく,自由に曲がることができてクネクネと動きます。大きいものでは,長さが30cmを越すことがあるそうです。 カマキリに寄生している線虫の仲間ですが,秋,カマキリが死ぬと体内から出てきて人の目に触れます。水中に産卵するのです。翌年,幼生がアブなどの幼虫の体内に入り込み,それがカマキリに食べられることによって,またカマキリの体内に入ります。 |
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水中に産卵するために,体内からカマキリを水辺で死ぬように誘導するそうです。寄生虫が中から宿主を操るなんて,考えるとぞっとしますね。 日本には複数種いて,種名まではわかりません。 写真は2011/10/21高浦 |