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マ シ ジ ミ     

殻長40mm程にまでなる亜三角形をした小型の貝です。

本州,九州の純淡水の河川の砂泥底に生息しています。瀬戸町では,町内全域の川で見ることができます。

汽水域に生息するヤマトシジミ(宍道湖などが有名)とは別種で,本種はほとんど食用にはされないようです。体内に稚貝を持っていることが多く,食べたときにジャリっとした感じになるため敬遠されているのでしょう。

ヤマトシジミは殻の内側が真っ白ですが,本種は紫色になります。

近年,関西地方以西にタイワンシジミなる外来種が入り込んできているそうです。外観はマシジミより色の薄い茶色系が多いそうですが,マシジミと容易に交雑し,しかも遺伝的にはマシジミと入れ替わってきているそうで見分けがつきにくいようです。いつの間にかマシジミが駆逐されてしまっているなんてことがおこるかもしれませんね。

写真は上下2011/06/29瀬戸川(高浦)
中2012/08/19高浦水路  
シジミ科