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イ シ ガ イ      

イシガイ科
殻長60mm程にまでなる中型の貝です。
北海道から九州までの河川の砂底に生息しています。
瀬戸町では,河手川および瀬戸川で確認しました。芦田川水系では,ほぼ全域で見ることができますが,特に市街地の用水路では見つけやすいです。下の写真のように殻頂部がはげて白くなっていることが多いです。
秋口にカネヒラという魚が好んでこの貝の中に産卵し,ふ化するまで守ってもらいます。そのため,冬から早春にこの貝を採集し,飼育していると,春先に貝の中からカネヒラの稚魚がふ化してくることがあります。
反対に,この貝の幼生(グロキディウム幼生)は魚の体表に付着して運ばれます。
食用になるかどうかは不明ですが,おそらく泥臭いでしょう。

写真はいずれも2011/6/29河手川(山北)