モクズガニ
甲長56mm,甲幅61mmくらいで,日本に生息する淡水産のカニでは最大です。 何といっても,長い毛の生えたハサミが特徴です。 写真の個体は捕まえてみると脱皮殻でした。本体は殻の後ろのくぼみに隠れていました。 後日生きたカニの写真が撮れました(下段)。上の写真を撮った水路の50mほど下流に同じような穴があり,そこに潜んで,半身だけ見せていました。 中国地方ではツガニとも呼ばれ,昔から食用とされてきました。芦田川では放流もされているそうです。 中国でよく食べられているシャンハイガニに近縁で,とてもおいしいそうです。 秋になると,産卵のため川を下って海に出ます。稚ガニは反対に,川を遡上しながら成長していきます。 分布域は日本全国です。 写真は 上・中2023/09/13元枝 下2023/10/19高浦 |
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